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ここでは易学=易経(周易)に基づく占いの成り立ちについて、初心者向けに解説しています。易の起源は中国の有史以前、まだ文字がなかった時代だと言われています。
○ プロローグ T 易の基本 陰と陽 U 易の周辺 五行〜儒教 V 八卦と呼ばれる抽象芸術 その1 W 八卦と呼ばれる抽象芸術 その2 X 易の主役 六十四卦 Y 六十四卦と日本文化 Z 六十四卦の序次=序卦伝・上篇 [ 六十四卦の序次=序卦伝・下篇 \ 男尊女卑と女尊男卑 ] 占い方 [ 六十四卦の序次=序卦伝・下篇31 天地ありて然る後に万物あり、万物ありて然る後に男女あり、男女ありて然る後に夫婦あり、夫婦ありて然る後に父子あり、父子ありて然る後に君臣あり、君臣ありて然る後に上下あり、上下ありて然る後に礼儀 ※ 上篇冒頭の二卦を天地と表現し、卦名の乾坤を伏せているのと同様に、下篇第一のこの卦もその名を伏せ、敢えて夫婦と表現する。 32 故にこれを受くるに恒をもってす、恒とは久なり、物もって久しくその所に居るべからず、 33 故にこれを受くるに遯をもってす、遯とは逃れ 34 故にこれを受くるに大壮をもってす、物もって壮に終わるべからず、勢い壮んなれば必ず進む、 35 故にこれを受くるに晋をもってす、晋とは進なり、進むに 36 故にこれを受くるに明夷をもってす、夷とは傷るるなり、外に傷るる者は必ず家に 37 故にこれを受くるに家人をもってす、家道窮まれば必ず 38 故にこれを受くるに睽をもってす、睽とは 39 故にこれを受くるに蹇をもってす、蹇とは行き 40 故にこれを受くるに解をもってす、難事解消して然る後に心緩む、解とは緩なり、緩めば必ず失うところあり、 |
41 故にこれを受くるに損をもってす、 42 故にこれを受くるに益をもってす、利益を得るもその欲未だ已まざれば必ず反感生じて 43 故にこれを受くるに夬をもってす、夬とは 44 故にこれを受くるに姤をもってす、姤とは遇うなり、物相い遇いて後に一所に 45 故にこれを受くるに萃をもってす、萃とは 46 故にこれを受くるに升をもってす、升るに飽くことなく更に升りて已まざれば必ず 47 故にこれを受くるに困をもってす、上に升りて困しむ者は必ず下に 48 故にこれを受くるに井をもってす、井を用うるに道あり、清浄を旨とし汚濁あれば 49 故にこれを受くるに革をもってす、物 50 故にこれを受くるに鼎をもってす、鼎とは鍋にして食材を加熱し美味に革める器なり、器を |
51 故にこれを受くるに震をもってす、震は長男なり。震とは動くなり、物もって動くに終わるべからず、動けば必ずこれを 52 故にこれを受くるに艮をもってす、艮とは止むるなり、物もって止むるに終わるべからず、 53 故にこれを受くるに漸をもってす、漸とは進むなり、進めば必ず帰着する所あり、 54 故にこれを受くるに帰妹をもってす、その帰着すべき所を得る者は必ず大なる成功者なり、 55 故にこれを受くるに豊をもってす、豊とは大なり、大を窮むる者は然る後に必ずその居処を失う、 56 故にこれを受くるに旅をもってす、旅して異郷に在るに 57 故にこれを受くるに巽をもってす、巽とは入り従うなり、中に入り従い受け容れられて後にこれを 58 故にこれを受くるに兌をもってす、兌とは説ぶなり、説びて後に憂患これを散らす、 59 故にこれを受くるに渙をもってす、渙とは離散なり、物もって離散に終わるべからず、離散にも節度あるべし、 60 故にこれを受くるに節をもってす、節度あって後に人これを信ず、 |
61 故にこれを受くるに中孚をもってす、孚とは 62 故にこれを受くるに小過をもってす、小過とは小しく過ぐるなり、物に過ぐることある者は然る後に必ずそのことで功を 63 故にこれを受くるに既済をもってす、 64 故にこれを受くるに未済(=いまだならず)をもってして終わるなり。 以上が「序卦伝」の全文だが、その言わんとするところは要するに「何事にも誠意を持って当たれば、多くの信頼を得られ成功する、と言って調子に乗り過ぎると、いつしか世間の風は冷たくなり、思わぬ失敗を引き起こす、しかし全てを失ったとしても、志を捨てずに日々精進すれば、再び夢は掴める」ということである。 ところで、ここで序卦伝を紹介したのには、いささかわけがある。それは次ページで話そう。 |
最終更新日:令和02年08月21日
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